Kendal Comic Art Festival行ってきました
こんばんは。
今日は昨夜のブログで書いてた通り
Kendalの町で行われてたコミコンへ行ってきました。
メインは『この世界の片隅に』を見ることだったのですが
それ以外にもいろいろなエキシビジョンが行われてました。
まず最初に行ったのが5人のアーティストが集まって
自分のお気に入りの漫画を紹介し合うコーナーでした。
5人がディスカッションしている間ずっとスクリーンに
多分その人たちのお気に入りの漫画が出てきてたのですが
なぜか田亀源五郎の絵が何度もカットインして妙な不安を覚えました。
この中にお腐れ神がいる……
そしてディスカッション終了後は質問コーナーがありました。
流石海外、挙手の早いこと早いこと…
なんかテーマに沿って指定されてないのに、まず自分の好きな漫画を言ってから
どうしたら漫画家やアーティストになれるのか?って感じの質問でした。
回答として、とにかく自分のタッチを獲得すること
そしてどんどんアウトプットしていくこと…
質問者さんが「アイデアは10個くらいあるんだ」というと
すかさず「浮かんでるだけじゃダメだから!!」とツッコミ。
結構白熱した討論になってました。
その次の質問、結構答え難いんじゃないかな〜って話題ですね。
おいおいウィットに富みすぎだろ。
目の前でディスっていくスタイル、恐れ入ります。
ちなみにこのおっちゃん、最近の一押し漫画でゴールデンカムイを挙げてて
激しく頷いてしまいました。
そのあとは少し時間があったので町の催し物なんかも見て回りました。
ああっ…なんかこの配置、実家のような安心感
中は応募ではなく、招待されたクリエイターが
各々で薄い本イラスト集や漫画、ちょっとしたアクセサリーなどを
コミケさながらに販売してました。装丁もすごい綺麗で
感動して何冊か購入してしまいました。
日本の漫画とコマ割りや見せ方が全然違うのですごく刺激になりました。
あと、びっくりしたのが
招待されたクリエイターたちに、ワゴンで紅茶やコーヒーとか
軽食が定期的におもてなしされてたことです。
イベントとか行くとせわしなさで終わるまで飲まず食わずだったりするけど
これは良い環境ですね…使ってるとこも歴史を感じるタウンホールでした…
そしてそのあとはまたエキシビジョンの一つだったムーミントークショー。
長いソファーの左側にいる女性は、ムーミン作者トーベヤンソンの姪です。
その隣の女性は、トーベヤンソンに関する本を出版された方…だと思います。
そして左側にいる方はトーベヤンソンにインスピレーションを受けたアーティスト。
このトークショーの前に直接画集を買ってた人だったので驚きました。
また、ここで一番びっくりしたことは
海外でも「ムーミンは核が落とされた後の世界」説があることでした。
話を聞いてから、ちゃんとムーミンを読んでみたくなりました。
そして夕方になって、とうとう待ちに待ったこの世界の片隅に…
英題ではIn this corner of the worldですね。
私がちょうどイギリスに来てから公開された映画でした。
もう開始直後から何故か涙が溢れて、今も胸が苦しいです。
映画館から出た後もずっと余韻が続くこの感じ久々です。
私がああだこうだ言ってしまっては興醒めなので是非見てください。
でも映画に関係ないけどすごい残念だったのが2点
1つは子供がずっとポップコーン食べ続けて、それだけならまだいいけど
喉に引っかかるのかずっとゲホゲホ噎せまくっていたこと。
良い映画を見てるときに無駄な殺意を沸かさせないでほしい。
もう1つは映画上映前に日本人の男性が前説をしてたんですね。
それがすごい「……は?」って内容だったのがすごい残念でした。
(調べたらイギリスの大学でアートを教えてる人だった)
なんで福島原発の話をしたのか…全然筋が通ってなくて
多分日本語で聞いても余計な話だろって思ったと思います。
と、いつも以上の文章量になってしまい読みにくくてすみません。
久々に色々な作品を見てたくさんの刺激を受けることができた良い1日でした!
私も2次創作ばかりでなく、自分の想像をたくさんアウトプットできるよう
がんばろ〜と思います!!
あと、この世界の片隅に、はまた日本でDVD買ってゆっくり静かに鑑賞したいです。